友人と職業病の事を話していて、少し面白いなと思ったので、WEB業界にいた頃の自分の職業病をまとめてみました。
今は違う仕事をしているため、職業病というよりただのこだわりになってます。
文字校正
以前はWEBサイト作成に関わっていた事もあり、文字の校正には非常に気を使います。
WEBサイトに使用する原稿は、依頼主であるお客様だったり、外注ライターだったり、自社で書いたり、様々な人が書いていました。
ですが、様々な人が1つのWEBサイトを構成していくため、文に乱れが生じます。
例えば下記がその主たる例です。
- 英数字
- 記号
- カナ
- 敬語
- 機種依存文字
- 漢字やつづり
それぞれどういった対応をしていたのかご説明します。
英数字の統一
「ABCdef123」→「ABCdef123」
英数字の半角全角が混在してる事が多々あります。
Windowsだと違いがわかりづらいのですが、Macの標準フォントだと幅がまったく違うので、それらをすべて半角で統一します。
記号の統一
「%?!()」→「%?!()」
英数字とは反対に、記号はすべて全角に直してました。
カナの統一
「アカサタナ」→「アカサタナ」
当時はLINEが浸透する前で、キャリアメール全盛期でした。
携帯の通信環境が今ほど良いものではなく、モバイルサイトは出来るだけ容量を減らすため、英数字・記号・カナはすべて半角で表示されていた時期がありました。
そのため、モバイルサイトを作成する際は半角を使用し、PCサイトは全角に変換していました。
敬語の統一
「下さい、致します、頂きます」→「ください、いたします、いただきます」
語尾につく敬語はすべてひらがなで統一してました。
要望があれば漢字で統一しましたが、個人的にはひらがな推奨派です。
文体が柔らかく見えるため、個人的には好みです。
(逆に格調高い印象にしたい場合は漢字がおすすめです。)
カード類の注意書き等で箇条書きのものがありますが、気にして見てしまう部分です。
原稿を書く人が意外と気にされていないのだなと感じた部分です。
1つの文章に「致します」「いたします」を両方使っている方も多くいらっしゃいました。
機種依存文字
「①、②、③、㈱、Ⅰ、Ⅱ」→「(1)、(2)、(3)、(株)、I、II」
以前のWindowsとMacでは機種依存文字を使用すると、文字化けしてしまい正しい文字がわからなくなっていました。
そのため、これらの機種依存文字はすべて他の文字へ変換してました。
ですが、途中からMacでも文字化けしなくなったのと、一文字で完結する見やすさから、WEB系の仕事を離れた今では普通に使ってます。
漢字やつづりの誤り
「初めて、始めて」
「以外、意外」
「しずらい → しづらい」
「INFOMATION → INFORMATION」
「COMMING SOON → COMING SOON」
これが私の中での5大間違いやすい言葉です。
漫画を読んでいても、他のブログを読んでいても、誤って使っている箇所は多く見られます。
特に気をつけて修正していたせいか、関係なくなった今でも目に入ってしまう言葉です。
コードの美観
HTML、CSS、PHPといったプログラムを、誰に見せるわけでもなく、ただ美しく書く事を気にしていました。
例えばCSSであれば、使用するプロパティの順番や書き方の統一です。
.abc {
font-weight:bold;
line-height : 150%;
}
.def{
line-height: 180%;
font:bold #336699;
}
.abc {
font : bold;
line-height : 150%;
}
.def {
font : bold #336699;
line-height : 180%;
}
最終的にスペースや改行をすべて消したminファイルにしてしまうと、あまり意味がなかったりもするのですが…。
美しいコードが並ぶと自分が気持ちよく作業が出来たので、自己満足としてこだわってました。
友人の職業病
デザイナー
友人のデザイナーは主に紙モノを作成しておりますが、何か色がついているモノを見ると「CMYK」が浮かんでしまうと言っておりました。
このジュースのパッケージのこの部分は「M20、C10」、文字部分は「M5、Y50」だね、と。
他には看板や標識を見ると近いフォントを考えてしまうとも言っておりました。
看護師
別の看護師の友人は、腕が出ている人を見ると、ついつい採血しやすいかどうか考えてしまうと言っておりました。
特に採血しづらそうな人を見えると燃えるらしく、「あそこならいける?いや、こっちの方が…」と一人勝手に妄想しているのだとか。
同じ職業の人とあるあるを言うのも楽しいですが、色んな人の職業病を聞くのも楽しいんですよね。
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