サイバーナビか楽ナビか
カーナビはカロッツェリアが好きなのですが、カロッツェリアと言えば上位モデルの「サイバーナビ」、普及モデルの「楽ナビ」の2種類があります。
どちらも使用した事がありますが、最新機能等を使いたい!という方でなければ、正直楽ナビでも良いかなーという印象ですね。
今回のカーナビはどちらを選ぼうか悩んでいるので、サイバーナビの最新機種である「AVIC-CQ912」と楽ナビの最新機種である「AVIC-RQ912」について比較してみたいと思います。
ほぼ同等の機能は省き、違う箇所や片方だけの機能をまとめてみました。
私と同じように迷っている方の参考になれば幸いです。
※カロッツェリアの公式サイトわかりにくい!
発売日
- サイバーナビ(AVIC-CQ912):2021年11月
- 楽ナビ(AVIC-RQ912):2022年3月
カロッツェリアは商品発表に年度表記を使用しています。
そのため、2022年3月発売モデルである楽ナビも2021年度版という扱いです。
使用地図
- サイバーナビ(AVIC-CQ912):2021年5月版を使用
- 楽ナビ(AVIC-RQ912):2021年11月版を使用
地図の新しさ的には楽ナビが半年分有利です。
ただ、どちらも2024年10月まで地図更新が可能なので、地図更新をされる方にとっては最終的な地図の更新年度は同じになります。
価格差
以前は15万円近く価格差のあったサイバーナビと楽ナビですが、最近はそれほど価格差はないようです。
今回比較検討するサイバーナビ(AVIC-CQ912)と楽ナビ(AVIC-RQ912)も、それぞれ発売直後の価格だと約8~9万円程度の差です。
- サイバーナビ(AVIC-CQ912):220,000円前後
- 楽ナビ(AVIC-RQ912):135,000円前後
ただ、昨今の半導体不足の影響か、発売したばかりの楽ナビ(AVIC-RQ912)が在庫不足により価格が少し上がっていて、先行発売しているサイバーナビ(AVIC-CQ912)との価格差は5万円ほどまでに縮まっております。
- サイバーナビ(AVIC-CQ912):200,000円前後
- 楽ナビ(AVIC-RQ912):155,000円前後
※2022年3月11日現在
しかもサイバーナビ(AVIC-CQ912)にいたっては、ドコモ通信端末付きのモデルである「AVIC-CQ912-DC」が「AVIC-CQ912」と同じ価格帯で販売しているショップも見受けられます。
DCだと1年分の回線使用の権利が付いてくるため、1年間は無料でドコモ回線が使えます。
仮に同じ価格だったとしたら実質13,200円分お得になる計算です。
地図表示
地図表示
- サイバーナビ(AVIC-CQ912):6種類
- 楽ナビ(AVIC-RQ912):4種類
どちらも「ノーマルビュー」「スカイビュー」「ハイウェイモード」「AVサイドビュー」が可能です。
サイバーナビだけが出来るのは、追加オプションが必要な「ARスカウタービュー」、2つの地図が表示出来る「ツインビュー」です。
ARスカウタービュー
ARスカウタービューは、そもそも別途オプションが必要なため、これを使いたい人以外には関係ありません。
逆にスカウタービューを使いたい人はサイバーナビ一択となります。
ツインビュー
ツインビューのメリットは、異なる地図を左右2画面に分けて表示出来ることです。
例えば、左側で広域地図を表示し、右側で拡大地図を表示する、なんて使い方も可能となります。
左側でスカイビュー、右側でノーマルビューなんて表示も良いですね。
スマートループアイ
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけが可能ですが、別途オプションが必要になります。
カメラで撮影された画像がサーバーにアップロードされ、他のサイバーナビを使用している人と共有可能となります。
画像がアップロードされる場所はあらかじめ決まっており、全国5,000箇所です。
先進機能ではありますが、通信環境が必要なのと別途オプションのため、個人的なメリットは感じません。
ボトルネック踏切表示
楽ナビ(AVIC-RQ912)だけの機能です。
10~100mスケールで地図表示をしていた場合のみ、「ボトルネック踏切」および「開かずの踏切」がナビ上にマーク表示で知らせてくれます。
方面表示スクロール
楽ナビ(AVIC-RQ912)だけの機能です。
地図上をスクロールしている際、画面内の上下左右に市町村名、または都道府県名が表示されます。
地点登録
- サイバーナビ(AVIC-CQ912):400件
- 楽ナビ(AVIC-RQ912):1,000件
楽ナビの方が地点登録出来る件数が多いですね。
検索
住所検索や電話番号検索についてはほぼ同等の機能です。
フリーワード検索
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
目的地をフリーワードで検索する事が出来ます。
ただし、通信環境が必要となるため、車内にその環境が無い方にとっては意味がありません。
サジェスト入力
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
検索ワードを入力すると、訪問回数の多い上位20位も同時に表示されます。
こちらも通信環境が必要になります。
パーキングウォッチャー通知
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
目的地として設定した特定の駐車場の満室状態を常に更新し続けます。
こちらも通信環境が必要になります。
ジャンルワード検索
楽ナビ(AVIC-RQ912)だけの機能です。
目的の場所に関連するワードを入力すれば、それに関わるジャンルを表示されます。
ジャンル検索自体は、サイバーナビも楽ナビもどちらも可能です。
ルート検索
スーパールート検索
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
リアルタイムな交通情報で最適なルートを表示します。
通信環境が必須の機能ですが、通信のメリットが最大限に活かせる機能だと思います。
ETC割引考慮ルート検索
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
ルートを走行する際の料金をサーバから取得し、より効率的なルートを表示します。
こちらも通信環境が必要となります。
ルートスクロール
楽ナビ(AVIC-RQ912)だけの機能です。
出発地から目的地までのルートを辿りながら確認が出来ます。
ルートプロフィール
楽ナビ(AVIC-RQ912)だけの機能です。
出発地から目的地までの立寄地、高速施設名、通貨予想時間などが確認出来ます。
ドライブプラン
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
ドライブの計画を事前に作成し、指定時刻にメッセージでお知らせしてくれます。
別ルート検索
楽ナビ(AVIC-RQ912)だけの機能です。
走行中のルートが気に入らない場合、別ルートを探索してくれます。
こちらの機能は現在乗っている車のカーナビにも付いていますが、全然別ルート探索してくれません。
目的地設定する時のように、複数経路出して欲しいんですけどね。
誘導
アローガイドモード
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
交差点までの残りの距離と曲がる方向を矢印でわかりやすく表示してくれます。
ただ、楽ナビでも近い機能はあるため、それほど重要な機能でもないような気がします。
MapFanコネクト
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
MapFanコネクトナビと連動が可能です。
MapFanで登録した場所やルート情報をカーナビに転送が可能です。
こちらも通信環境が必要となります。
ドライブサポート
ライブカーセキュリティ
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
駐車中等、車の中に人がいなくても、センサー等によりマイカーに生じたリスクを記録しドライバーへ知らせる機能です。
別売のマルチドライブアシストユニット「ND-MA2」と通信環境が必要になります。
ドライブレコーダー
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
いわゆるドラレコ機能です。
別売のマルチドライブアシストユニット「ND-MA2」と通信環境が必要になります。
アクシデントインフォ
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
走行中、衝撃を検知し車両が動かなかった場合、日時や位置情報を登録したメールアドレスに送付する機能です。
ドラレコにも似たような機能ありますね。
別売のマルチドライブアシストユニット「ND-MA2」と通信環境が必要になります。
インターフェース
ライブインフォ
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
渋滞や規制等の情報を画面表示と音声でお知らせするしてくれます。
マルチレイヤマップ
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
探している施設のロゴマークや安全運転情報などから、任意の情報だけを地図に重ねて表示します。
インスタントメニュー
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
画面上部を下にフリックするだけで、地図のビュー変更やルートの確認等を表示します。
音声検索
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
行きたい場所に関するキーワードを発生すると、外部サーバにて分析し、検索結果を画面に表示します。
通信環境が必要となります。
地図更新
スマートアップデート(差分更新)
サイバーナビ(AVIC-CQ912)だけの機能です。
バージョンアップデータをスマートフォンにダウンロードし、Wi-Fi経由でカーナビに転送する機能です。
パソコンを使った全データ更新であれば楽ナビ(AVIC-RQ912)にもあるので、必ずしも必須な機能ではありません。
その他
ウェザーライブ
楽ナビ(AVIC-RQ912)だけの機能です。
通信を利用して気象情報を取得。画面に表示したりルート探索に反映される機能です。
通信環境が必要となります。
まとめ
機能 | サイバーナビ AVIC-CQ912 | 楽ナビ AVIC-RQ912 |
---|---|---|
価格 | 220,000円前後 | 135,000円前後 |
発売日 | 2021年11月 | 2022年3月 |
使用地図 | 2021年5月版 | 2021年11月版 |
地図表示 | 6種類 | 4種類 |
スマートループアイ | ○※1・2 | - |
ボトルネック | - | ○ |
方面表示スクロール | - | ○ |
地点登録 | 400件 | 1000件 |
フリーワード検索 | ○※2 | - |
サジェスト入力 | ○※2 | - |
パーキングウォッチャー通知 | ○※2 | - |
ジャンルワード検索 | - | ○ |
スーパールート検索 | ○※2 | - |
ETC割引考慮ルート検索 | ○※2 | - |
ルートスクロール | - | ○ |
ルートプロフィール | - | ○ |
ドライブプラン | ○ | - |
別ルート検索 | - | ○ |
アローガイドモード | ○ | - |
MapFanコネクト | ○※2 | - |
ライブカーセキュリティ | ○※1・2 | - |
ドライブレコーダー | ○※1・2 | - |
アクシデントインフォ | ○※1・2 | - |
ライブインフォ | ○ | - |
マルチレイヤマップ | ○ | - |
インスタントメニュー | ○ | - |
音声検索 | ○※2 | - |
スマートアップデート(差分更新) | ○ | - |
ウェザーライブ | - | ○※2 |
※1:別途オプションが必要
※2:通信環境が必要
こうやって比較してみると、サイバーナビの機能を有効に使うためには通信環境が必須です。
逆に通信環境を用意するつもりがなければ、楽ナビとあまり変わりません。
通信環境を用意するかしないかで機種を決めても良いかもしれませんね。
私は今のところ楽ナビ(AVIC-RQ912)で十分かなという印象です。
次回はAV編をまとめてみます。
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